| English |
| 「カラオケ」
カラオケとは楽曲の伴奏の部分だけが吹き込まれた音楽ディスクに合わせて歌を歌う娯楽のひとつです。カラオケの語源は、カラが「空」、オケは「オーケストラ」の略で、オーケストラによる生演奏の代わりにテープやレコードで代用することを「オケ」と言っていた放送業界用語に由来しています。 1970年代初頭、あるバンドマンが客から「社員旅行で伴奏だけを録音したテープを使いたいので作ってくれないか。」という依頼を受けたことがきっかけとなり、そのバンドマンによってコインボックス式のカラオケ装置が発明されたのが始まりと言われています。この最初のコイン式カラオケ装置の料金は100円/5分でスナックなどに置かれ、夜の街を中心に普及していきました。 1976年、カラオケテープが発売されると第一次カラオケブームの到来です。 1978年になると業務用カラオケに続いて誕生した自宅で楽しめるカラオケ、“ホームカラオケ”は爆発的ヒットとなりました。歌うのは好きでもスナックや宴会場など人前で歌うことを苦手とする人もいたはずですし、自宅でこっそり(?)練習したい人にも好都合であったでしょう。週末は自宅でカラオケパーティを開くなど、カラオケは娯楽のひとつとして確実に定着していきました。 日本人の娯楽の一つとして不動のものとなったカラオケは、その後も進化を遂げ、映像付きになったり、歌う人の好みに合わせて楽曲のキーや速さを調整できたり、歌唱力を判定するなど、機能も充実していきます。そして、廃車になったトラックのコンテナを改造して作ったカラオケ専用ルームが始まりと言われる“カラオケボックス”というカラオケ専門店が事業形態の主流になりました。カラオケボックスは地域によって異なりますが、都市では幾つものカラオケルームが一つの建物の中に集約されているタイプの店舗が繁華街の至るところで見られます。 ここでカラオケボックスの利用方法をご紹介しましょう。まず利用したい時間と人数の予約を入れます。お店に入るとカラオケ装置が備えられた個室に案内され、操作用のリモコンが渡されます。室内はミラーボールや楽曲に合わせて照明が変化するなどの演出が施されており、室内に設置してある電話を通して酒類を含む飲料、軽食のオーダーも出来ます。店によっては部屋にタンバリンやマラカスなどのグッズが置かれており、学生のコンパやサラリーマンの二次会などでは歌い踊って大いに盛り上がります。日本人といえば、控えめで物静かという印象を持っている外国の方も少なくないと思いますが、日本人といえども楽しい事では狂喜乱舞してしまうのは世界共通のようです。人によってカラオケに行く目的は様々ですが、日頃のストレス発散!とする人は多く、カラオケはすっかり私達日本人を虜にしまいました。 最後に、1999年発行のタイム誌による特集「今世紀、アジアに最も影響のあった人物20人」では、前述のカラオケを生み出したバンドマンが「アジアの夜を変えた男」として紹介されたそうです。(終) |
HOME
(C) Copyright 2003- JPN-MIYABI All Rights Reserved.