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”夏の風物詩” 【すだれ】窓の外に掛けて日差しを防ぎつつも風を通し、目隠しにもなるといった具合に実用性にも優れた簾の歴史は平安時代まで遡ります。当時の貴族の住いでは部屋の間仕切りとして利用されていました。ただし、貴族というだけに布地で簾の縁を覆い、先端には房を垂らすなど高級感があったようです。葦や竹などの自然の素材が醸し出す雰囲気は畳のある日本家屋にいっそう風情をもたらします。住宅様式の変化に伴いブラインドやカーテンが普及していますが、簾の良さが見直され、団地やマンションのベランダに簾を掛けている家々を見ることも多くなりました。また、昨今の癒しブームも手伝って装飾用として利用する人も少なくありません。 参考文献・サイト: 御翠簾処 すだれ水落屋 http://www5a.biglobe.ne.jp/~sudare/info.htm 日本文化いろは事典 http://iroha-japan.net/iroha 【風 鈴】 子供たちのはしゃぎ声、蝉の鳴き声に混じって聴こえてくる風鈴の音。文字通り風に吹かれて発するその優しい音色は涼しさを感じさせると同時に私達をどこか懐かしい気持ちにさせます。西洋でいう風鈴は、金属製または木製の細長い筒状のものを何本かぶらさげ、それらが互いにぶつかりあって音を発するようになっていますが、日本の風鈴はガラス・陶器・金属等でできた小さな鐘の中に糸を通して振り子をつけ、風を受けるとその振り子が鐘に当って音が鳴るようになっています。日本の風鈴は中国が起源とされています。日本に伝わった当初は厄除けとして使われ、お寺の四隅に下げられた「風鐸」がそれにあたります。平安・鎌倉時代に入ると、貴族が屋敷の縁側に風鈴を下げるなどして同じく厄除けに使っていたとされています。現在主流のガラス製の風鈴が隆盛を迎えるのは明治に入ってからです。当時は扇風機やエアコンがありませんでしたから風鈴の音色を聞いて気分だけでも“涼”を味わったのでしょう。暑い夏、どこからともなく「チリン、チリーン」という音が聴こえてくると、ふと爽やかな風が通り抜けていく思いがします。 参考文献・サイト: 篠原風鈴本舗 http://www.edofurin.com/ 【ラムネ】 ラムネは日本の炭酸飲料の元祖と言われています。のどごしを刺激する炭酸の味わい、涼しげな色合いにビー玉で栓をするというユニークなびん、栓を抜くときに出る「ポン!」という音は子供時代には誰しもが惹かれたものでしょう。日本清涼飲料史によると、1853年ペリーが浦賀に来航した際にラムネを幕府の役人にふるまったのが最初だとされています。ラムネの栓を開けたときの「ポン!」という音を聞いた幕府の役人達は銃声と勘違いしていっせいに刀の柄に手をかけたとか・・・。当初は「レモン水」の名で売り出したそうですが、時を経てレモネードが訛り、「ラムネ」になったそうです。この明治生まれのラムネもまた縁日や夏祭りなど日本の夏を象徴するアイテムの一つです。
参考文献・サイト: 全国清涼飲料共同組合連合会 http://www.e-drink.jp/index.htm 2006年6月27日 |
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