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| 「社会の不祥事」 昨今、国内での企業や公官庁の不祥事が目立つ。 昨年のライブドアや村上ファンドの証券取引法違反、 姉歯耐震偽装問題、知事主導の官製談合、飲酒運転事故、 タウンミーティングのやらせ問題や不二家の期限切れ 原料使用問題、パロマやリンナイのガス湯沸し器死亡事故など、枚挙に暇がない。 どうして日本はこんなに頻繁に不祥事が起きる社会に変貌してしまったのだろう? 実は、急に不祥事が増えてきたわけではなく、これに類することは従来から日常的に行われており、ただ単に見過ごされてきたに過ぎない。即ち、日本人のモラルが低下したのではなく、企業活動や、政治家の行動に対する社会の目線が明らかに変化してきたためにこれらの問題が顕在化してきているのだ。 会社の経営に対する価値観も変化してきている。従来はたくさん稼いで株主や従業員に利益を還元する会社が良い会社だと思われてきた、しかし、今は環境や地域社会など、お金に換算できない部分の社会貢献が企業の価値として重視される時代。その背景には、特に中国などの開発途上国の急速な経済発展があり、従来の大量消費社会を継続していては、地球環境がもたないところまできているという現状認識から、社会は大量消費社会から循環型社会への大きな方向転換を余儀なくされている。自動車や家電製品、アパレルなどのリサイクル化率を高める活動や、スーパーのレジ袋廃止の運動などがその良い例であろう。私の関連する仕事である物流業界も例外ではない。つい数年前までは、早く、安く、少量多品種に対応できる物流がもてはやされた。最も象徴的な例が、ヤマト運輸に代表される宅配便だ。しかしながら、先に述べたような社会的な潮流を受け、物流業界も、たとえ時間が掛かっても、大量に輸送でき、環境にやさしい船や、鉄道などの輸送手段が見直されてきている。梱包に関しても、できるだけ簡単な梱包で、廃材が少なくて済むもの、通い箱などリサイクルが可能なものほど高い評価を受ける時代になってきている。(終) 2006年4月29日 |
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