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「度重なる医療ミス」
度重なる医療ミスを重くみて、厚生省は来年度から新しい臨床研修制度を始めることを決めた。これまでの研修医が大学病院と一診療科のみの研修に偏り、専門以外のことは分からないという、技術も視野も狭い医師を生み出してきた反省に基づき、医学部を卒業して医師の国家試験に合格した者に対し、二年間、内科、外科、小児科、救急など最低7診療科の臨床研修を義務付けるものだ。 医師の知識、技術面での改革の重要性は言うまでもないが、最も重要なのは、医師のモラルの回復ではないか。ミスを完全になくすことは難しいが、医師と患者の信頼関係はその過ちを包み隠さず公表し、説明することから成り立っている。医師の国家試験は司法試験と並び、最も難しい試験のひとつとされる。ただ、医師になるための試験は専門知識の深さや技術の習得度の高さを競うだけではなく、より受験者の倫理観の高さを重視したものであることを求めたい。 (終) |
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