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「日本のお葬式」
| 日本のお葬式、ここにも奥深い文化があります。 日本では死後、死者はあの世に旅立つと考えられています。宗旨や地域によって違いはありますが、亡くなった人には白い着物を着せ、白い足袋を履かせます。そして、あの世とこの世の間を流れる川"三途の川"の渡し賃を入れる袋を首から下げ、手には数珠を持たせ、棺に納めます。この姿は昔の旅人の姿になります。手に持たせる数珠とは1cm程度の珠を108個括ったもので、お釈迦様が生活に苦しむ人達を救うために修行の教えを説く道具として木の実で作ったことが始まりと言われ、数珠を持って仏様に念じていれば煩悩を取除き、功徳を得るとされています。 また、新しい筆で故人の唇を潤すしきたりもあります。これには死者が生き返ることを願う気持ちと、あの世で乾きに苦しまないようにという願いが込められています。 棺は、お釈迦様の姿に習って頭を北に向けて安置します。その姿とは、お釈迦様が煩悩や執着を断ち切って、あらゆるものから解放された境地になった時の姿と言われています。よって、日常生活では頭を北に向けて寝ると、死を連想させるので縁起が良くないと言われています。 お葬式の前にお通夜という儀式があります。もともとお通夜は、故人の霊を慰め、別れを惜しんで親戚や故人と親しい人が集まり、一晩中灯りをともし、お線香をともすといったものでした。現在では告別式に参列できない弔問客をお通夜でも迎え入れるようになっています。お通夜でもお葬式でも、僧侶によりお経が読まれ、その間に参列者は'お焼香'をします。お焼香は仏教のお葬式では宗派を問わずにある儀式のひとつで、お香で自分を清め、故人を供養します。お焼香の仕方は、抹香を指でつまみ、そのまま目の高さに上げると同時に軽く頭を下げ、目を閉じて追悼します。そして抹香を香炉に落とします。この動作を2回繰り返します。 お葬式が終了すると、出棺です。遺族は故人と最後の対面をし、一人一人順番にこぶし大の大きさの石で、棺の蓋を閉める杭を2回打ちます。これは無事に三途の川を渡り、あの世へ辿り着けるようにとの願いを込めた習慣です。参列者は出棺の車が会場を去るのを最後に手を合わせて追悼し、故人を見送ります。日本では死者は火葬により荼毘に付されます。僧侶による読経、焼香に続いて家族、親戚、故人と縁の深い人達が焼香、合掌をし、火葬されます。その後、お骨は骨壷に納められ墓地に埋葬されます。 (終) |
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